中学受験理科の勉強法

中学受験の理科は暗記分野と計算分野の攻め方が大事

中学受験の理科の範囲は実に多岐にわたります。

大きな分類で生物、化学、物理、地学があり、それらが更に細分化しているのですから。

 

理科についてはズバリ、興味を持って勉強できる人が有利だと言えます。

特に植物、動物、天体、地学などの暗記分野はその傾向が顕著です。

化学や物理でも勿論興味は大切ですが、計算分野においては算数の実力が大きく影響してくるのは間違いないでしょう。

中学受験の理科の暗記は好奇心旺盛なほうが有利

必要なのは暗記プラス理屈の理解

中学受験における理科の暗記は、同じ暗記でも社会科とは理屈を理解しないといけないという点が異なります。

例えば、季節ごとの太陽の南中高度を求める公式がありますが、公式を覚えるだけではなくてなぜそうなるのか?というところまで考えないと深い理解には至りません。

太陽の南中高度を考えるには地軸の傾きの影響を考えることが必要不可欠であり、太陽の周りを公転することによって季節ごとに日光の当たり方が変わることを理解することが必要です。

月についてもそうです。

月の満ち欠けの見え方や、周期については月、地球、太陽の位置関係を考えることが必要であり、暗記で対応するのは名称ぐらいでしょう。

理科における科学的思考力の必要性

これらの自然に関する現象を考察するには科学的思考力が必要です。

先生から教えてもらっても、そこから自分で考えて理解できるようでないと本当に納得するには至らないはず。

そういった科学的思考力を持つためには、やはり普段から知的好奇心を刺激されるような日常を過ごすことが好ましいです。

この世の現象で当たり前のことというのは一つもないのですから、何にでも興味を持って接することが大切です。

大人の方は、子供に質問をされたらしっかり答えてあげて知的欲求を満たしてあげるようにしましょう。

日頃どれだけの「ふしぎ」と向き合ってきたかが、その後の科学的思考力に繋がります。

常に脳を刺激して、「考える」ということが大切なのです。

最近は理科の実験教室を目にすることも多くなってきましたが、そういったスクールに通わせることも大いに意義があります。

植物、虫、動物は分類・整理して頭に入れる

中学受験の理科の動植物は、分類することが一つの肝です。

双子葉類、単子葉類の区別や、それに伴った根や葉の形状を区別して覚えることが大切です。

メダカのオス、メスの見分け方などもそうですが、中学受験の理科は覚えるべきポイントを絞って明確にしてあるのでそこを掴めればテストではしっかり点を取ることができるようになります。

 

昆虫の特徴、ほ乳類、爬虫類などの動物の区別などいわゆる定番と言えるポイントは存在します。

それらを頭に入れた上で、実際の動植物名を対応させて覚えるのが少し大変です。

絵や写真などもない中で覚えようとするのは苦労することでしょう。

そういうときは植物、鳥類、虫などの図鑑があると助けになります。

植物のイラストから何の植物か当てなければならないような問題もあるのですから、どの道図鑑は必要です。

計算分野は算数の考えを生かす

ばね、てこ、輪軸、水溶液などは正比例、もしくは反比例の考え方を用いて計算する問題が数多く出題されます。

よって、日頃算数の基本をどれだけ理解できているかが問われることになります。

ばねやてこに関しては算数と全く同じ問題が出題されることもありますので、日頃の算数もしっかり頑張っておきましょう(食塩水の濃度計算は天秤図という、てこの原理を用いた図で解くことがあります)。

音に関する問題では中学受験では珍しく2乗の考え方も出てきますので、数に対する感覚も必要です。

計算分野ははっきり言ってしまうと算数が得意な子が有利です。

難関校の理科の入試問題が計算分野の問題ばかりで占められているのは、バリバリの理系の生徒を募集したいからという意図が見えますね。

幸い理科の計算分野は算数の特殊算ほどたくさんのバリエーションがあるわけではないので、しっかり学習するとある程度はカバーできます。

皆が嫌いな電流、作図

仕組みの理解が難しい電流回路

電流の問題はテストでの正解率が低いです。

方位磁針を用いる問題や、電磁石の問題の特殊性も大きいですが、まず回路の電流を考える問題が難しいです。

直列or並列、抵抗の大きさ、電流の大きさを正確に考えていくことはかなりの訓練が必要です。

電圧のことはほとんど気にしなくてよいとは言え、小学生にとっては複雑極まりないでしょう。

まずは基本的なルールを覚え、簡単なものから練習していくようにしましょう。

レンズや光の反射の作図問題

子供たちが頭を悩ませるもう一つの問題が作図に関するものです。

凸レンズを通る光の作図は、焦点やレンズの中心を目印に行うことを意識するとよいです。

光の反射は線対称をしっかりと理解することが大切です。

これらは暗記だけでは決して上手くいかないので、ポイントを押さえた上で作図して解答まで導くことが大切です。

まとめ

ここまで中学受験理科の勉強について述べましたが、色々な力が必要であることをおわかりいただけたのではないでしょうか。

決して記憶力や計算力だけでは対応できないのが理科という科目です。

日頃から色々なことに関心を持ち、物事のつくりや仕組みを考察しているかという思考力、観察力が問われてくるのです。

観察力と言えば表やグラフから必要な情報を読み取る問題もよく出題されます。

データの整理とも言えるものですが、書いてあることから必要なことを読み取ることは案外複雑で難しいので、テストの過去問などでしっかり練習しておきましょう。

暗記分野と計算分野の両方を攻略できるように、思考力、観察力を高めながら勉強していきましょう。

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